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2003年10月27日

ちょこ菜や

「ちょこ菜や」(2003/10/19)
焼鳥、豆腐、おでんのお店。
大根が最高です。
おでんダネNo.1ですね。
地鶏で作ったつくねがまた。
このお店も、素材の味を大事にするメニューが
多いような気がします。
シンプルイズザベストということでしょうか。

最近あまりお酒のほうが進んでいないので、
あまりメニューを覚えていないのですが、一つだけ。
ここで出てくるカクテルは本物です。
つまり、安いチェーン系のお店のような感覚でカクテルを注文すると
しっかりアルコールの入ったものが出てきますので、
お酒に弱い方はご注意ください。

ちなみに、
前の「炭○」と同じ系列のお店のようです。

町田駅東口を出て、マツキヨ横の道つきあたり。
その右手にある横を進んでいくと、左手に「炭○」。

ちょこ菜や
194-0013
町田市原町田6-17-3
TEL : 042-723-5818
pm5:00 - am2:00
年中無休

グループのWebページ
Web : http://www.artgrover.com/ E-mail : info@artgrover.com

2003年10月26日

十中八九 炭○

「炙焼料理 十中八九 炭○ 」(2003/10/25)
備長炭で焼くウシ、ブタ、トリの他にも各種料理。
ウシは和牛、ブタは高座豚らしい。
全て和牛、全て高座豚なので
お値段のほうはそれなりだけれど、
味はOK。

素材第一なのか、
焼肉は塩コショウがメインで、
カルビのときだけ(?)
ねぎ塩(ごま油風味)とポン酢おろしがつきます。

タバコの煙が辛かったけれど、
それはこういう店ならしょうがないかもしれません。
隣に座った人とか。
前にも同じようなことを書いた気がするけど…。
禁煙飲み屋なんて、誰か作ってくれないかな。

町田駅東口から北上(東?)
道を二本越えて駐車場(たしか)奥のビル3階。

炙焼料理 十中八九 炭○
194-0013
町田市原町田6-17-9
五十嵐ビル3F
TEL : 042-724-4339
平日・日曜 : pm5:00 - pm0:00
金曜・土曜 : pm5:00 - am2:00
年中無休

※下の階の餃子BARも気になるところです。

グループのWebページ
Web : http://www.artgrover.com/ E-mail : info@artgrover.com

スキップ

北村 薫 「スキップ」 新潮文庫(2003/10/24)
『昭和40年の初め。わたし一之瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた…
目覚めたのは桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。私はいったいどうなってしまったのか。…』

「ふたり」に次ぐ不思議現象系のお話。
こんなのってありなのか。
これはハッピーエンドなのだろうか。
いろいろ考えてしまうけれど、あくまで小説という枠の中の話。
実際に…ということは有り得ない、はず。

“将来の自分”に順応するのが早すぎると思いながらも
同じ人物なのだから当たり前といえば当たり前で、
そんなことを考え始めたらもう
作者の思惑にまんまとはまっているわけで。

でも、自分ならやっぱり順序良く時を重ねたいかな。
「さあ、みんなで考えよう!」

2003年10月19日

蜘蛛の糸/杜子春

芥川 龍之介 「蜘蛛の糸/杜子春」 新潮文庫(2003/10/16)
芥川少年文学の粋を集めた一冊。らしい。
とても読みやすく、含蓄ありそうな短編が集まっている。

蜘蛛の糸があまりにも有名な話なので、
それ以外が薄れて見えてしまうかもしれませんが、
全ての話、いいと思います。

個人的には、
「杜子春」と「蜜柑」がお気に入りです。
杜子春は登場人物、
蜜柑は話のよさ、が理由です。
人間の心の美しさ、でしょうか。
言葉にすると恥ずかしいものですが。

一読に値する、“少年文学”です。

2003年10月18日

凍える牙

乃南 アサ 「凍える牙」 新潮文庫(2003/10/10)
『…女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。』

手に汗握るサスペンス。
だったかな?
ベテラン刑事と若手(?)女性刑事のやりとりが
いかにもという感じだけれど、
だんだんお互いを認めるようになるところが
救われます。

オオカミ犬も、
“彼”を扱う人間も、
悲しみを秘めた者たちの生き様も描かれています。

サスペンスとしても秀作。

2003年10月10日

雪国

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川端 康成 「雪国」 新潮文庫(2003/10/7)
『…冷たいほどに澄んだ島村に心の鏡に映される駒子の烈しい情熱を、哀しくも美しくも描く。川端文学の素質が完全な開花を見せた不朽の名作である。』

「国境の長いトンネルを抜けると、雪国であった。」
の有名な文句で始まる名作。
確かに、名作。

最初から最後まで微妙なバランスをとりながら進んで、
そのまま終わってしまうような印象です。
「お話」ならば、いずれどうにかなるものだけれど
本当ならば、そのままいってしまってもおかしくない。
そこを見事に描ききっているところに
すごさを感じます。

なんて。

涼しいときに読むべきでしょう。
寒いときは、逆にお勧めできないかも。
あくまで想像で雪国をイメージしながら読むことが、
大事な気がするので。

2003年10月04日

マインドマップ2

マインドマップ関連ソフト調査第2弾です。

MindGenius
http://www.ygnius.com/ Business [Win] $159(Licence), Brainbloom[Tablet PC] $47(Licence)(英語版のみ)

MindMapper 3.5
Developer http://www.stepbytestep.com/ |
Bender http://www.mindprocessor.com/ |
USA http://www.mindmapperusa.com/
[Win, PalmOS] Std $59.95, Pro $119.95, Junior $19.95, Ver2.8 $29.95, PDA(v1.0) $25(英語版のみ)
MindMapper。かつてMindImageという名だったソフトのようです。
販売元、サポートが移ったのかな?

FreeMind 0.6.5
http://freemind.sourceforge.net/ free (英語版のみ)
Java製のフリーウェア。Java Runtime Environment(JRE) 1.4以降必須。
Java 2 Platform, Standard Edition (J2SE)

Visual Mind v5.0.1
http://www.visual-mind.com/ [Win] $129.00(License) (英語版のみ)

Pocket Mindmap 1.2.4.43 / Beta 3
http://www.pocketmindmap.de/ [Pocket PC] $42

しかし、調べてみると
Windows 98~XP, Mac OS~OSX,PalmOS,Windows CEや
プラットフォームを問わないJavaバージョンと、
一通りはどんな環境でも使えるソフトが揃っているようでした。
(UNIX系が少ないのが興味深いところですが、
操作性やインターフェースが重視される分野だけに、しょうがないところもあるのでしょう)
しかし、製品を“選べる”のはWindowsやMacなどに限られ、
まだまだ発展途上であると感じました。
また、開発元がドイツであるものが多く、
ニッチというか、痒いところに手が届くというか、
こういう分野では光るものがあると、
いつも感心させられます。ドイツおそるべし。

オープンソースのFreeMindがどこまで伸びてくるか、
開発者の皆さんに期待しましょう。
期待ばかりで申し訳ありませんが。

※前回のページ(「マインドマップ」)にもこの他のソフトへのリンクがあります。

2003/12/7
MindManager X5 (マインドマップ3)にMindManagerの新版の情報(MindManager X5)を追加しました。

点と線

松本 清張 「点と線」 新潮文庫(2003/10/3)
『…列車時刻表を駆使し、リアリスティックな状況設定により、推理小説界にいわゆる“社会派”的な新風をもたらし、空前の推理小説ブームを呼んだ秀作。』

久々の推理小説。
とても読みやすく楽しめる作品になっています。
昭和46年という年を昔だと考えて過ぎてしまったせいで
トリックに気付きませんでしたが、
(これはネタばれになってしまうでしょうか、)
推理小説だからといってトリックを暴こうとしなくとも楽しめるものです。
安心して読めるのもいいところです。

いかにも日本現代の古典的推理小説のような香りがする一冊。

2003年10月03日

こころ

夏目漱石 「こころ」 新潮文庫(2003/10/2)
『親友を尾ら儀って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品。…夏目漱石後期三部作の終局をなす秀作である。』

ここに本のことを書き始めてから、
一番“深い”と感じたのがこの作品。

自らの欲望に添う形で物事を運んでおきながら、
後でそのことを激しく後悔する。
過去に苦渋を嘗めさせられ、
最も忌み嫌っていたはずだった生き方…。
矛盾する人間のこころが
ありありと、描かれています。
自分までとても罪深い人間だったと
思わされてしまうほどです。

こういう思いをしたことが無い人など、
世の中にいるのでしょうか。
逆に、こういう贖罪の気持ちを全く持たない人は、
個人的には、NGだと思います。

天真爛漫な人も、たまにはこういう一冊を。

2003年10月01日

注文の多い料理店

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宮沢賢治 「注文の多い料理店」 角川文庫(2003/9/30)

『著者の心象として存在したドリームランドとしての日本岩手県(イーハトブ)を舞台とした、スケッチの数々』。
絵のない童話集のような本。
「イーハトブ童話 注文の多い料理店」が正しいらしい。

『注文の多い料理店』のほかにも、『どんぐりと山猫』などの
有名な話が収録されています。
不思議な話の数々だけれど、心休まる話の数々でもあります。
いわずもがなといった感じでしょうか。

大人でも十分楽しめる一冊。