点と線
松本 清張 「点と線」 新潮文庫(2003/10/3)
『…列車時刻表を駆使し、リアリスティックな状況設定により、推理小説界にいわゆる“社会派”的な新風をもたらし、空前の推理小説ブームを呼んだ秀作。』
久々の推理小説。
とても読みやすく楽しめる作品になっています。
昭和46年という年を昔だと考えて過ぎてしまったせいで
トリックに気付きませんでしたが、
(これはネタばれになってしまうでしょうか、)
推理小説だからといってトリックを暴こうとしなくとも楽しめるものです。
安心して読めるのもいいところです。
いかにも日本現代の古典的推理小説のような香りがする一冊。