« 辞書を語る | メイン | 親指はなぜ太いのか―直立二足歩行の起原に迫る »

史実を歩く

undefined
吉村 昭 「史実を歩く」 文春新書 (2004/2/9)

著者が歴史小説を書く前の、
史実に関する調査について語った本。

ここまで歩き回って事実を調べ尽くしてから
文章にする姿勢には、
正直、感心させられます。

現存する資料から
事実のみを追求し、
歴史的事件が起こった場所を
ほとんどメートル単位で明らかにして、
やっと小説中の一文にする。
本当にここまで自分の書いたものに
責任を持っている書き手はどれくらいいるのでしょうか。

歴史に興味がない方でも、
是非読んでもらいたい本です。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.heroesc.com/engine/mt-tb.cgi/64

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)