龍は眠る
宮部 みゆき 「龍は眠る」 新潮文庫 (2004/3)
2人の超常能力者と出会った記者と、
それにまつわる事件の物語。
よくある超能力者の話に比べれば、
よほど真実味を帯びていて、
これなら実際あってもおかしくないと
思わせられます。
個人的には、
どうせ突き詰めるならもう少しと感じなくもないですが、
本当に超能力を持っていたらこうなのかもしれないと
想像する余地はあります。
また、話として面白いので、
超常能力にこだわらなくても
どんどん読み進められるでしょう。
世の中の不思議を味わいたい方は是非。
それにしても、これが本当の超常能力だとしたら
もって生まれなかったことを幸せに思います。