車輪の下
ヘルマン・ヘッセ、高橋 健二訳 「車輪の下」 新潮文庫(2003/9/26)
『ひたむきな自然児であるだけに傷つきやすい少年ハンスは、周囲の人々の期待にこたえようとひたすら勉強に打ち込み、新学校の入学試験に通るが、そこでの生活は少年の心理を踏みにじる規則ずくめなものだった。…』
ヘッセの自伝的小説だそうです。
最初に少年をべた褒めしていますが、
これも自伝的なのでしょうか(笑)。
終わり方は少し意外でしたが、
さすがに描写は細かく繊細なもので、
名作っぽい雰囲気が漂っていました。
もっと前に読んでおくべきだったと思いながら、
少年の立場を客観的に判断し、理解するには
ある程度の年齢が必要だと思われるし、
結局いつ読んだらいいのでしょう???